sound noteのメインはhttps://sound99ing.blogspot.com/へ引っ越しました。 こちらはサブになっております。メインブログには書けなかった記事と音さがしをこちらで書いています。
固い。
音も体も。
がっちがち。
いや、それだけじゃなくて、
一番固いのは 頭。
かろうじて聴く耳だけはあったみたいで。
そのことが、より一層 私を悩ませていた。
過去に捕らわれた弾き方。
(これが頭でっかちな弾き方の正体だ
ということにやっと気づいたのだけれど。)
その、ちぐはぐな弾き方は
何とも言えない 不快で
気持ちの悪い音を醸し出す。
頭でっかちな弾き方を
賛成しない方もいるだろうが、
私が弾こうとすると、
どうしてもそういう弾き方になってしまう。
のびやかな音がいいのも
そういう弾き方がいいのも わかっている。
それが出来ない私は、
才能がないのか
ピアノに向いていないのかと
心の中で何度も問いかけてきた。
でも、
好きでやっているのなら、そんなこと言うべきでない。
と、仮の答えを
半ば強引に当てはめて
その場をしのいできた。
音楽が人の心を動かす要素は
のびやかな弾き方、
のびやかな音だけではない。
いびつな下手な演奏でも感動することはある。
それは、今まで見聞きしてきたことから理解できる。
ただ、自分の演奏で起こるというのは想像がつかなかった。
自分で弾いた音で、自分の心が落ち着くなんて。
先週、レッスンで習っている曲の
何ができていて何ができていないのか、
チェックしようと思って、
その日習ったことだけ気を付けながら録画してみた。
すごい注意されたのがテンポ。
音をちゃんと拍に乗せて弾く事。
だから、とりあえずそれだけを注意して弾いた。
音も体もがっちがち。
相変わらずの頭でっかちな演奏だったけど、
音が拍に乗っているから、
撮った動画を聴いているとなぜか心が落ち着いた。
それに気をよくして、
もう一度弾いてみると、今度は自分の弾いている音で
心が落ち着いてきた。
そんな体験をしてから
もういいや、
脱力も表現もあきらめよう。
音楽に大事なのはそれだけじゃないし。
と、開き直って数日後。
音を表す形容詞が知りたくて
あれこれネットで検索していたら
偶然目にした記事に書いてあった。
「レッスンで注意されたことは、
あくまでその日その場所そのピアノでの、
その時の状態の私に対してされたもので
翌日の、異なる状況の私に
当てはまるかはわからない、、」
この記事の最後では、
自分の弾いた音を聴くことの重要性について
話しているのだけれど。
この言葉で、すごく色んなことが腑に落ちた。
先生の言うことが、たまに変わってしまう事も。
私が前回受けた注意を気にし過ぎて
固くなって変な弾き方をしてしまう事も。
上手になりたい気持ちが強すぎて、
言われたことをちゃんと守ろうとするあまり
さじ加減を間違えて、変な味付をして
ずーっと直され続け、
指は動いているのに一向に弾けるようにならず
先に進めない事も。
極端な話、最良の演奏をしようと思ったら
練習ではこうやって弾いていたけれど
違う弾き方をしたほうが
「今」の状況にふさわしいことだってありえる。
音楽って、わからないことばかりだ。
だから、たのしい。
私に色んなことを気づかせてくれたのは、
この記事です。
音の滴~ピアノに寄せて
http://arietta0423.blog109.fc2.com/blog-entry-661.html
ありがとう。
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