家の中でちょっとつまづいて、左足のすねをぶつけてしまって、ちょっと痛い。
歩く時に力が入ると痛いけど、でも、そのおかげで冷静になれたから、良かったかなと思っている。
大人になってからビアノを始めたり再開した人にとって、表会に出るってハードル大会ですよね。
ある程度の人生経験をしているから恥を知っている、でもそれを補うものがないから。
子どもの頃からずっと習っていて積み重ねたものがある生徒さは積み重ねてきたものがその人の糧となっているから、全然練習してなくても上手に弾けたり、怖さを知らない子どもの生徒さんはのびのびと弾けたり。
何もない私が、ただできることといったら、本番で大きくこけないで踏みとどまれるように練習して準備しておくのみ。
そう思った時に空しく、でもどこか清々しく空っぽだなと思った。
それでいいんじゃない?
誰かと比べて同じようにはできないし。
この気持ちを分かる人が発表会当日に出会う人の中にいるとも思えないし。
そういう私は、先生が講師演奏として、注目の眼差しで見られる中で弾く緊張感を全く分からないし。
人の苦労なんて、分からないよね。
そういう意味では皆一緒なのかも。
残りの時間は無理し過ぎずいつも通りに練習しておこうと思っていても、無意識に気合が入って→力が入って、疲れる。
で、疲れない方法を探しているうちに、なんかいい感じになった気がする。
さっき仲の良いパートのおばちゃんとラインしてて、私が送った言葉が
「気楽な気持ちでやるといいよ」
冷蔵庫でできるぬか漬け面白いよって勧めたら、迷ってて、でもやってみるって言ってたから送った言葉。
そっくりそのまま自分にも言ってやりたいわ。
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