レッスンのことを書くのも久しぶりです。
ブログを書いてない期間もレッスンはずっと今まで通り週一で行っていました。
全然、練習はしてなかったけど・・・。
今は発表会の曲を少しずつやっています。
今年の発表会も生徒3人と先生だけのこじんまりとしたものになると思います。
生徒さんの中に先生から歌も習っている方がいて、その方が20分ぐらい歌ってくれるので、
1時間ぐらいの会になります。
その方は子どもの頃からずっと習っている方な、今は社会人になって家も出てピアノがない環境にいて、弾けるのはレッスンの時だけだけど、ピアノも歌もとても上手です。
もう一人の生徒さんは、知的障害のある男の子ですが、とてもきれいな音で弾く子です。
みんな上手です。
発表会に出たくなくて逃げていた時の私は、練習しても全然上達もしないし、先にも進めなくて、全然上手に弾けなくて、他の生徒さんはそんなに練習しなくてもどんどん先に進んで、どんどん上手になって、どんどん難しい曲も弾いて・・・。
練習してもちっとも良くならない自分が、すごく惨めに感じていました。
その頃に比べると、今は10分の1も練習してないのに、発表会には出ようと思えています。
他の人と比べてあんなに惨めに感じていたのに、今は、周りの人がみんな上手だから、自分が頑張らなくて良くて、下手でも発表会に出れてラッキーと考える始末です。
そう思っていることをそのまま正直に先生に言ったら、笑ってました。
だからと言って、曲を仕上げなくてよいと思っている訳ではなくて
昨日のレッスンの時、どうしても曲のはじめのfではじまる音が出せなくて、少しずつ修正されながら、何度も弾いたけど、なかなかできなくて。
手の置く位置が手前になってたり、音が弱かったり。
そんな自分を見ていて、自分の中の弱さや自信のなさが音に出ている気がして。社会の中での自分の位置を考えた時に、すごく劣等感を感じてしまうし、自分に自信が持てないのだけど、この曲を弾く上でそれを捨てないと、自分が聴いていいなと思った曲に近づけない。
この曲をかっこよく弾けるようになって、自分の弱さも克服するんだぐらいに思わないと、弾けるようにならない気がして、変わろうと思ったら、一瞬で変われた。
ずっとピアノを弾く時の悪い癖、音がとどまらずにパッと離してしまう癖も、どうせ私なんかっていうネガティブな思いや、これでいいかな?大丈夫かな?と恐る恐る考えてしまう弱さが原因なんじゃないかと思ったら、それも変えられた。
客観的にみて、そこまでしてこの曲を弾きたかった自分にもびっくりした。
すぐに変えられた私を見て先生は、やってみたらすぐにできたね。って言ってくれたので、
途中で、できないのは心の問題だって悟って、がんばって変えたって言ったら、
自信はなくてもいいんだよ。100%自信がある人なんかいないよ。
自分はできていると思ったら、そこで成長が止まってしまうよ。って言ってました。
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