ショパンコンクール1次審査1日目昼の部の後半を観て、
こんなことを思ったら不謹慎だけど・・・
チャットに、
たいくつだ。
人間メトロノームみたいだ。
ってコメントがあって、もちろん英語で書かれているんだけど
このレベルの人でもそんな辛辣なコメント入るんだー。って思って。
ピアノって難しいんだな~。私なんかが全然弾けないのは当然だな、
と変なタイミングでできない自分を受け入れたり。
その一方で、Beautiful、nice、loveなんてコメントを見て
私もそう思う!やっぱりピアノっていいよね。って思ったり。
渾身の演奏を見て、この人すごい練習したんだろうなー。
作り上げたものってなんか伝わる気がする。って思ったり。
練習そんなにしてなくても弾けたり、
ピアノ歴が浅くてもどんどん弾けちゃう人って
すごいかっこいいなーと思ってて、
練習してもちっとも弾けるようにならない自分はダサいと思ってたけど、
作り上げたもののかっこよさってあるなと思って、
私が弾いてるのは低レベルの曲だけどそこ目指したいと思ったり。
で、何でそんなこと考えたかというと
先週のレッスンの時、話の流れの中で
自分の体が動けるって信用できない。
ちょっと外に行くとすぐに不安に襲われてパニックになってばかりで
自分の体が一番信用できないって言ったら
先生に、でも五体満足にあるでしょ。どこも動かない所ないでしょ。
って言われて、
自分のことは自分がちゃんと信じてあげないとって言われました。
信じてないから不安障害になっているのかもしれないですが・・・。
さらに、
ピアノだって、ずっと指が震えてて、全然動かなかったけど
今は震えることもなくなったし、前より動けるようになったでしょ。
って言われて。
(私、レッスンで指が震えなくなるまでに5年かかったんですよね。
レッスン週一であったのに、ですよ。
先生もそれからやっと脱力とか教えられるようになったんですけどね。)
先生は他の人と比べることなく、私を見ていてくれたことに気付きました。
比べていたのは私のほうで、
後から入った子どもたちにはどんどん抜かされるし、
ブログとかYouTubeみても、私みたいなのろまはいないし。
動画観ても発表会観てもみんなうまいし。
その差を埋めようともがいてみたけど、全然埋まんなかった。
で、やっと気づいたんだけど、もがくポイントがずれてたんだよね。
誰かと比べてその人に追いつこうと、
速く進もうとしたり、何かをできるようになろうとするんじゃなくて、
今の自分で今弾こうとしている曲とちゃんと向き合わないと
いけなかったんだよね。
色々ふがいない思いとか、
思うようにならなくてもどかしいこともあるかもしれないけど、
生きているだけで尊いんだよ。そこにいるだけでいいんだよ。
って最後に言われて、涙が止まりませんでした。
さて、私のしみったれた話はこれぐらいにして
今日 反田恭平さんがどんな演奏をしてくれるのか楽しみ。
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