1つ前の記事で動画を撮る時に緊張した話をしましたが、
緊張の種類について少し調べて、発表会の前の緊張対策について考えてみました。
緊張にも色んな緊張があると思いますが、大きく分けると2つあなると思うんです。
1つは、誰かと比べて劣っていると感じることから生まれる緊張、
もう1つは、自分で高い目標を設定してしまって、それに見合うように何とかしなければ、と焦ってあたふたすることから生まれる緊張。
誰かと比べて劣っていると感じることから生まれる緊張・・・
私は、発表会で後から入った子どもの生徒さん達がどんどん難しい曲を弾いているのに、自分は初級の曲だった時に、すごく劣等感を感じました。初級の曲でも表現力がともなっていれば良かったのですが、まだ音もきれいい鳴らせなくてスカスカの音でした。
そんな状態で発表会に出ると、すごく手が震えたり、かじかんだ手の形にになってしまって、ただでさえ弾けなてないのに、もっと弾けない状態になっていました。
もう1つの、自分で高い目標を設定してしまって、それに見合うように何とかしなければ、と焦ってあたふたすることから生まれる緊張は、前回の記事に書いたので、前の記事を見ていただけたらと思いますが、状態としては、ふわふわ落ち着きがない状態になります。
自分と外を比べて緊張するのと、自分と自分の理想(自分の中)を比べて緊張するのでは ぱっと見は違う緊張のように見えますが、どちらも自分と何かを比べることで生まれていて、
しかも、誰かに比べなさいと言われた訳ではなく自分で勝手に自分で比べている。
つまり、自分で勝手に生み出している。
どうして緊張するのか分かったところで、比べないようにするにはどうしたらいいのかって誰かに相談したら、自分は自分、周りを気にしない、出たとこ勝負で失敗しても割り切る、なんて答えが返ってきそうですが、緊張してしまう人はそれができないから、緊張するのです。
なので、もう一歩進めて、
周りと比べて緊張しなくなるには、未熟でもいいから この曲をどうやって弾きたいかがはっきりしていると緊張が減ります。(←これは自分の経験から。)
自分と自分の理想が離れている時は、現状を冷静に把握して、やれるだけやって、理想を下げて、割り切るしかないのかなと思います。
今の先生に習うようになって、10回ぐらい発表会みて思うのは、聴いている時って、誰かと誰かを比べて見てなくて、見ようとしている訳ではないけどその人がどれぐらい頑張ってきたかは何となく伝わるなと。下手でも頑張ったのは伝わるし、そもそも下手って誰かに言われてっていうようりも自分で思い込んでいることのほうが多いんですよね。
あ、表現力についても、ちょっと最近思うことがあったので、また書きますね。
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